東莱邑城の堀に埋められた人骨が見れる寿安駅の壬辰倭乱歴史館

釜山市の寿安(すあん)駅は、朝鮮出兵の時、日本軍に攻められた東莱邑城(とんねゆうじょう)の堀の一部があった場所です。この寿安駅には戦いで討たれた人骨や遺品を視ることができます。

>>寿安駅の地図

この寿安駅は信長を殺した男(原案:明智憲三郎 漫画:藤堂裕 秋田書店)で初めて知って、いつか行きたい史跡と思っていました。どんな駅なのか?そしてどんな展示があるのかをレビューしてみます。

寿安駅の場所

まず寿安駅(すあん えき)の場所ですが、東莱邑城(とんねゆうじょう)をぐるりと囲んでいた堀の南西側です。2005年に寿安駅の地下鉄工事の際、石垣と人骨が発見され、調査の結果、壬辰倭乱(じんしんわらん:韓国で朝鮮出兵をこう呼ぶ)で亡くなった方の遺体がこの堀に投げ込まれたということが分かりました。

改札口の展示

地下鉄・寿安駅の改札前に東莱邑城の堀をそのまま展示したものがあります。石積(石垣)の間の堀い様々なものが入っているのがわかります。

東莱邑城堀

東莱邑城(とんねゆうじょう)堀は城から約30m離れて築造され、幅5m、高さ1.7m~2.5m程度である。堀の東の石垣は丘陵の斜面の黒褐色の砂質粘土層の上に削った石を利用して13~14段ほど上げた。西側の石垣は温泉泉が氾濫する浸湿地に茶色と黒褐色の粘土を利用して幅3m、高さ1.5程度積み上げ安定して8段以上上げた。

堀の内部には壬辰倭乱(朝鮮出兵)の時、東莱邑城戦闘の惨状を示す刀に湾や頭蓋骨に穴が空いた人骨と刀・木弓・矢先などの武器類が出土した。

Google翻訳より

出土品

寿安駅にある東莱邑城の堀の中には、様々なものがありました。パッと見ただけでも兜、甲冑(朝鮮側)の胴、草履や短刀。あと人の腰骨みたいなものもありました。

極めつけはコレ。穴が空いた人骨です。これは私の仮説ですが、恐らくは槍で頭を貫かれて死んだ方をそのまま堀に放り込んだのではないかと思います。

壬辰倭乱歴史資料館

改札前の堀跡は別に寿安駅には壬辰倭乱歴史館があります(入館料無料)。ここも東莱邑城の堀跡で様々な遺構(ご遺体)を見ることができます。改札前の堀とセットで見学しておきたいです。

所要時間と私の感想

寿安駅の東莱邑城の堀と壬辰倭乱歴史館の所要時間ですが、初めて行った時はあまりの衝撃に30分ほど見学していました。私の感想ですが、壬辰倭乱(朝鮮出兵)の侵略された側の立場に立つことができる貴重で有意義な展示だと思います。

朝鮮出兵については、今でも日本側で様々な意見があります。そのなかでもすべての戦国好きの方に訪れてほしい史跡だと思いました。

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